Marshall VS8080メンテナンス
サングロスタッフですっ。
いつもブログ読んでくれてありがとうございます☆
ようやくイベントも戻ってきた感じがするこの頃。
後夜祭などイベント向けに機材レンタルのお問い合わせをいただいております。
いつもありがとうございます。
先日知人から仕入れたマーシャルVS8080、非常に使い勝手の良いコンボアンプですが、
出力が不安定との事でメンテナンス。
マーシャル・バルブステート・シリーズ といえば、プリアンプが真空管(Boostチャンネルのみ)、パワーアンプがトランジスタとなっており、
小音量での使い易さとダイナミックな80wのサウンドを合わせ持った90年代を代表するギターアンプですね。
年代モノなので、どこかしら調子が悪くなるのも仕方ないですね(笑。
ツマミのガリ等も気になっていたので、修理ついでに交換してしまおう。
早速中を開けると、まぁ、予想通り基板に直接マウントするタイプのポットが並んでおります。
ちなみに、基板に直接マウントするタイプのポットはこんな感じ。
これがまた、最近は入手困難なのよね。。。
ワタクシの探し方が下手なのかもしれんけどさ、、、
オモテを見ると、こんな感じ。
お!!
各ポットが基板マウントされているだけじゃなく、シャーシに個別でナット止めされているじゃないですか!
って、ことは、
通常のよくあるポットに一工夫すりゃ、在庫パーツを流用できて楽に取付できるんちゃうん?と、思ったわけで、
単線をカットして、こんな風にしてみた。
普通だと取付ハンダ時に単線も動くので怖くてやらないけど、
一旦ナットで取付位置固定するなら、基板へのハンダ付けを一瞬でやりゃズレないのではないか、、、と。
それでも怖いので、とりあえずダメになっているポットはこの方法で交換し、軽度のガリのやつは接点洗浄&復活剤で対応してしまおう。
(ちなみに、この方法でうまく行きました☆)
ついでに、電源側のコンデンサもチェック。
破裂はしていないけど、やはり経年劣化で膨らんでいますね。。
せっかくシャーシ下したので、交換しておきます。
容量の合う在庫品でJovialのやつを使います。(ちょっと贅沢。。)
耐圧は元のパーツより高いけど、高い分には問題ないでしょ。
さて、問題の出力が不安定ってとこなんだけど、、
これまでの経験上、パワーアンプ部分のセメント抵抗にアタリをつけて割りばしでコンコン叩く。
基板上に配置されているセメント抵抗の一つが明らかな反応アリ。。
画像右下の5W10Ωのヤツですね。。
触るとカクカクする感覚が。
ハンダ部分をルーペで観察するとやはりクラックが確認できました。
ワタクシの肉眼では判別できなかった。。
セメント抵抗ってデカいし足細いしで、アンプ大音量の振動で折れたり、ハンダ不良になる事多いのよね。
一旦基板から外し、テスターで計測、抵抗値は正常なので、基板をいったんキレイにして再度はんだ付け。
んで、
せっかくシャーシ下したついでに、ブーストチャンネルに入っているプリ管も交換しておきます。
弾いたり聴いている感じでは、そこまで劣化は感じませんでしたが、
なにせ年代モノだし、前オーナーは機材レンタル業なので、そこそこ使われているでしょうと判断。
マーシャル純正のECC83が搭載(きっと一度も交換されてない)されてましたが、同じものはスタジオ在庫になかったので、
同じ系統のエレハモの12AX7に交換。
最後にシャーシ内を清掃して組み上げ&音出し。
バッチリ、力強いサウンドが戻ってきました!
90年代のアンプですが、これでまたしばらくは元気に活躍してくれる事でしょう。
ちなみに、エフェクトループも搭載されてて、0dBと-20dBの切り替えも可能。そしてドライ、ウェットのバランスも調整できるので、なかなか使い勝手の良い1台です。
端子がすべてフロントパネルに集約されて視認性が良いのもグー!です。
スタジオご利用のお客様には無料でお試しいただけますので、ぜひお気軽にスタッフまでお申し付け下さい。
また、イベント等での音響機器レンタル、設営などもおこなっております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
今日もサングロブログを読んでいただき、ありがとうございます。
いつもブログ読んでくれてありがとうございます☆
ようやくイベントも戻ってきた感じがするこの頃。
後夜祭などイベント向けに機材レンタルのお問い合わせをいただいております。
いつもありがとうございます。
先日知人から仕入れたマーシャルVS8080、非常に使い勝手の良いコンボアンプですが、
出力が不安定との事でメンテナンス。
マーシャル・バルブステート・シリーズ といえば、プリアンプが真空管(Boostチャンネルのみ)、パワーアンプがトランジスタとなっており、
小音量での使い易さとダイナミックな80wのサウンドを合わせ持った90年代を代表するギターアンプですね。
年代モノなので、どこかしら調子が悪くなるのも仕方ないですね(笑。
ツマミのガリ等も気になっていたので、修理ついでに交換してしまおう。
早速中を開けると、まぁ、予想通り基板に直接マウントするタイプのポットが並んでおります。
ちなみに、基板に直接マウントするタイプのポットはこんな感じ。
これがまた、最近は入手困難なのよね。。。
ワタクシの探し方が下手なのかもしれんけどさ、、、
オモテを見ると、こんな感じ。
お!!
各ポットが基板マウントされているだけじゃなく、シャーシに個別でナット止めされているじゃないですか!
って、ことは、
通常のよくあるポットに一工夫すりゃ、在庫パーツを流用できて楽に取付できるんちゃうん?と、思ったわけで、
単線をカットして、こんな風にしてみた。
普通だと取付ハンダ時に単線も動くので怖くてやらないけど、
一旦ナットで取付位置固定するなら、基板へのハンダ付けを一瞬でやりゃズレないのではないか、、、と。
それでも怖いので、とりあえずダメになっているポットはこの方法で交換し、軽度のガリのやつは接点洗浄&復活剤で対応してしまおう。
(ちなみに、この方法でうまく行きました☆)
ついでに、電源側のコンデンサもチェック。
破裂はしていないけど、やはり経年劣化で膨らんでいますね。。
せっかくシャーシ下したので、交換しておきます。
容量の合う在庫品でJovialのやつを使います。(ちょっと贅沢。。)
耐圧は元のパーツより高いけど、高い分には問題ないでしょ。
さて、問題の出力が不安定ってとこなんだけど、、
これまでの経験上、パワーアンプ部分のセメント抵抗にアタリをつけて割りばしでコンコン叩く。
基板上に配置されているセメント抵抗の一つが明らかな反応アリ。。
画像右下の5W10Ωのヤツですね。。
触るとカクカクする感覚が。
ハンダ部分をルーペで観察するとやはりクラックが確認できました。
ワタクシの肉眼では判別できなかった。。
セメント抵抗ってデカいし足細いしで、アンプ大音量の振動で折れたり、ハンダ不良になる事多いのよね。
一旦基板から外し、テスターで計測、抵抗値は正常なので、基板をいったんキレイにして再度はんだ付け。
んで、
せっかくシャーシ下したついでに、ブーストチャンネルに入っているプリ管も交換しておきます。
弾いたり聴いている感じでは、そこまで劣化は感じませんでしたが、
なにせ年代モノだし、前オーナーは機材レンタル業なので、そこそこ使われているでしょうと判断。
マーシャル純正のECC83が搭載(きっと一度も交換されてない)されてましたが、同じものはスタジオ在庫になかったので、
同じ系統のエレハモの12AX7に交換。
最後にシャーシ内を清掃して組み上げ&音出し。
バッチリ、力強いサウンドが戻ってきました!
90年代のアンプですが、これでまたしばらくは元気に活躍してくれる事でしょう。
ちなみに、エフェクトループも搭載されてて、0dBと-20dBの切り替えも可能。そしてドライ、ウェットのバランスも調整できるので、なかなか使い勝手の良い1台です。
端子がすべてフロントパネルに集約されて視認性が良いのもグー!です。
スタジオご利用のお客様には無料でお試しいただけますので、ぜひお気軽にスタッフまでお申し付け下さい。
また、イベント等での音響機器レンタル、設営などもおこなっております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
今日もサングロブログを読んでいただき、ありがとうございます。