SansAmp Classic 修理

こんにちは。サングロスタッフです。

当スタジオでは機材修理などのご相談も承っております。
内容によっては対応できない場合もございますが、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

今回修理依頼で持ち込まれたのはTech21のSansAmp Classicです。
ラックやペダルなど幅広く製品を展開し、今なお人気で現役バリバリの素晴らしいペダルだと思います。
個人的にはピッキングのニュアンスやギター本体のボリューム加減にちゃんと反応するあたりが、とても使いやすいと感じます。

もともとのサウンドも素晴らしいのですが、本体中央に付いているキャラクタースイッチにより、8つのニュアンスをON/OFFできるのも、状況に応じて痒いところに手が届く仕様となっています。

インプット側にはスライドスイッチが搭載され、リード(Marshallスタイル)、ノーマル(Mesa Boogieスタイル)、ベース(Fenderスタイル)の3つのプリアンプのスタイルを切り替え可能で、これまた様々な状況でも音作りが追及できるのも良いですね。

さてて、
今回は音が異常に小さくて、スライドスイッチを触ると酷いノイズが出る、というご相談でした。

早速中を見ていきます。

SansAmp Classic 修理

意外にも?!スッキリした(スカスカな笑)内部の状況です。
ワタシの苦手なチップ抵抗やチップコンデンサが実装されたタイプですね。。。

SansAmp Classic 修理

メイン基板については樹脂のようなもので覆われており、中を確認することができそうもないので、早々に諦めます。

SansAmp Classic 修理

インプット側の基板は回路図を頼りに追いかけていけそうです。

実際に繋いで状況を確認してみると、ON/OFFどちらも音が鳴らない(ON時にかすかに漏れ出ているような)状態でした。

バッファー回路を追う前に、アウトプット側からチェックしていきます。
ジャック部分のチェック、その配線のチェック、そしてフットスイッチ、

あれ?

フットスイッチの挙動がおかしいですね。
テスターでチェックしても、端子の片側が死んでいるようです。

では、フットスイッチをバイパスする形でパーツ同士を直結してON時、OFF時繋ぎ変えて確認すると、問題なく動作します。
という事は基板部分は問題なく、フットスイッチが原因で起きている故障だという事が簡易的に確認できました。

SansAmp Classic 修理


早速、ストックの別のDPDTスイッチにて検証すると、問題なく動作します。
これでフットスイッチの故障が確定したので、同等のパーツを発注、到着後に配線し直して最終チェック、各部共に問題ない事を確認。
インプット横のスライドスイッチの接触不良については洗浄する事で対応しました。

元の通りに組みなおして修理完了です。
フットスイッチ、意外と壊れるんですよね。。まぁ、今回はこの部分が原因で比較的すぐに完了できて一安心です。

改めて弾いてみたのですが、やはり素晴らしいペダルですねっ。

SansAmp Classic 修理

ここまで読んでくれて、ありがとうございますっ。
当店で対応可能な事は受け付けますので、お気軽にお問い合わせ下さい。


  • LINEで送る

同じカテゴリー(サウンズグロウ)の記事
Marshall あり〼
Marshall あり〼(2022-02-28 00:15)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

店舗情報

店名

STUDIO SOUNDSGROW

住所

〒901-1303
沖縄県島尻郡与那原町与那原869−3

TEL

098-882-8313

営業時間

10:00~24:00(受付時間)

URL

https://soundsgrow.ti-da.net/

アクセスマップ

与那原警察署のある三叉路から西原向けに直進、右手にローソンが見える手前にスタジオがございます。
最寄のバス停は東陽バス30番を『与那原小学校前』にて下車、徒歩1分。
駐車場はA、B各スタジオ毎に3台(軽自動車の場合)を目安にご用意しております。


ログインカテゴリ一覧

^
Page
Top